体外受精の採卵方法の種類とは?

体外受精で健康な卵子を取り出す、採卵はとても大切な工程です。成熟している卵子がなければ、受精をサポートすることが不可能です。体外受精の採卵方法は様々あるのですが、その違いは実は分かりにくくなっています。体外受精の採卵方法がどのようなものなのか、またその種類と違い、痛みはあるのかについて解説いたします。

体外受精の採卵の方法と痛みについて

採卵とは、卵巣から卵子を取り出すことを指します。採卵では、受精する可能性を高めるために、元気な卵子を取り出す必要があります。その体外受精に臨む女性の体の状態を見て、採卵方法は決定されます。体外受精で卵巣から卵子を取り出す方法としては、まず筒のようなアタッチメントを取り付けて、そのアタッチメントに採卵専用の針を差し込んで、膣内に送致を挿入します。そして卵胞を吸引し、卵巣の位置や左右の卵胞の数などを確認しながら行っていきます。採卵は技術や経験が必要で、病院によって、違いがあるため、痛みがあるかどうかはそれぞれ異なります。その痛みについては、麻酔なしで行う場合がほとんどですが、あまり痛みを感じないという方がいる一方で、チクチクと様々な場所が痛みというように個人差があるようです。どうしても採卵の痛みが気になるなら、局所麻酔をしてもらえる病院もありますので、相談してみてはいかがでしょうか?

体外受精の採卵方法の種類


(1)完全自然排卵周期法
自然排卵を強く見込める場合なら、排卵誘発剤を使用せずに採卵を行うことができます。通院回数が少なく、排卵誘発剤を使用しないので、体への負担が少ないというのが大きなメリットです。

(2)クロミフェン法
自然排卵はできますが卵胞の成長が弱い場合や、卵巣の機能が低下している方に向いている採卵方法です。生理後に、クロミフェン製剤を飲んで、卵胞を成長させる方法です。

(3)hMG/rFSH注射
クロミフェン法が利用できない場合や、それよりも多くの採卵数を望んでいる方の場合、こちらの方法が向いています。生理後にhMG/rFSHを注射することによって、排卵を促していきます。

(4)クロミフェン法+hMG/rFSH注射
クロミフェン法とhMG/rFSH方を組み合わせている採卵方法で、クロミフェン法やhMG/rFSH注射より、多くの採卵数を望まれる過多がこちらを利用します。

(5)アンタゴニスト法
卵胞の成熟を一時、ストップさせて採卵のタイミングに合わせて成長を促していく採卵方法となっています。成長しきっていない卵胞を排卵してしまうような体質の方、または卵胞を育てるホルモンが多い方に最適な方法です。

(6)ショート法
生理後にGnRHアゴニスト製剤を使用して、卵子の成長を止め、排卵の少し前から薬剤によって卵子の成長を促し、採卵をする方法です。

(7)ロング法/ウルトラロング法
生理より前の段階で、排卵を抑制するGnRHアゴニスト製剤を投与しながら、より多くの卵胞の成長を促すことによって、複数個の卵子を採卵する方法です。ウルトラロング法は、ロング法よりさらに長い期間、GnRHアゴニストを投与して、排卵を抑制することによって、排卵周期をコントロールしていきます。