不妊症とは?

赤ちゃんを授かりたいと思っても、妊娠できないカップルというのは世界的に見て、全体の10パーセント程度いらっしゃるようです。妊娠できない理由は様々なものがあり、その原因が女性側にあるものと男性側にあるものがあります。不妊とは何なのかその不妊の原因について解説いたします。

不妊症の定義について

不妊症とは、妊娠を望むカップルが性行為を行っているのにもかかわらず、一定期間を過ぎても妊娠ができない状態を指します。健康なカップルが排卵のタイミングを見計らって性交渉を行った場合、1回あたりの性交渉で自然妊娠をする確率は20代の場合、約20~30パーセント程度といわれていて、通常1年いないに90パーセントの方が妊娠にいたります。このように定義されるため、最近では1年たっても妊娠しない場合に、不妊検査を受けることが一般的となっています。ただ、35歳を超える場合には、半年程度で検査をした方が良いとされています。

不妊の原因は女性と男性、どちらが多いのか


不妊の原因は大きく分けて、女性不妊と男性不妊、原因不明という3つに分けることができます。WHOが行った不妊原因調査によれば、女性のみの原因が約41パーセント、男性のみの原因が約24パーセント、女性男性共に不妊原因となっているのが約24パーセントで、原因不明が約11パーセントとなっています。不妊の原因というと、日本では女性のみの原因が注目されますが、実は「男性のみの原因」と「女性男性共に不妊原因となっている」を合わせると半分近くは男性に原因があるということが分かっています。

(1)女性の不妊の原因
女性の不妊の原因で多いのが、排卵の問題です。卵子が排卵されなければ妊娠することができず、排卵がなかなか起こりにくい状態のことを排卵障害と呼びます。また排卵だけでなく、卵子の通り道である卵管が詰まっていたり、卵子がうまく卵管に取り込まれなかった場合も、妊娠がしにくくなってしまいます。その他にも子宮内膜症や子宮頸管の異常、着床障害なども原因の一つとして挙げられます。

(2)男性の不妊の原因
男性の不妊の原因としては、大きく分けて射精の問題と精子の問題の二つが挙げられるでしょう。射精の問題としては、性行為ができても膣内射精がうまくできないということが挙げられ、精子の問題としては、精子の運動率が低い場合、卵子まで上手にたどり着けないということがあったり、無精子症といって、精液の中に精子が全く見られない場合もあります。